とかげのしっぽ

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初診の関節炎に出会ったときの考え方

救急外来などで意外と出会うことの多い「関節炎(関節痛)」

 

国試を勉強しているとリウマチやstill病などの膠原病を挙げてしまいがちですが、どういう考え方で対応するのか?

 

要点をまとめます。

 

 

①時間的②空間的に病歴を整理する

①時間的というのは、急性なのか慢性なのか

②空間的というのは、monoなのかpolyなのか

 

ちなみに関節炎の分類では

monoarthritis:一つ(あるいは隣接する二つ程度)の関節炎症

(oligoarthritis:左右非対称な複数の関節炎)

polyarthritis:左右対称な複数の関節炎

と三つに分けられます。

 

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特によく遭遇するのが

・細菌性

痛風、偽痛風

膠原病

です。

 

細菌性関節炎は急性の経過をたどり、

菌血症となることが多く、全身症状が出現します。

(滑膜には血管が豊富なため)

 

痛風では急激な激痛を呈し、足の親指(MP関節)に好発であったり、脱水や高プリン体食事など、病態が特徴的なので鑑別しやすいです。逆に言うと、そのような症状を見てもすぐに痛風と決めつけないようにすることが大切ですよね。

痛風は好発部位もなく、頻度も高いです。

 

膠原病は基本的に慢性の経過をたどります。自己抗体などを血液検査していきます。