とかげのしっぽ

医学を中心とした記事を不定期に更新します

国試で記憶すべき基準値の語呂合わせ【完全版】

 

医師国家試験では、血液検査などの基準値は暗記しなければいけません。

基準値なんて語呂でもなければ覚えられませんが、色々とネットでググっても、国試で必要な基準値全てを網羅した語呂まとめはなかったので、作りました!!

 

それではいきます!

 

血液学検査

  • 赤沈:ニートの男がサイコーの女に撃沈

男:2-10、女:3-15(mm/1時間)

  • RBC:赤字出してしまった困った

男:410-610、女:380-530(万)

  • Hb:I have イチゴ

男:13-17、女:11-16(g/dL)

  • Ht:MCVから計算

4500(千個:RBC)=50(Ht)×90(MCV)

男:40-54%、女:36-42%

  • MCV:容積からはみ出て臭い

83-93(fL)

  • MCH:計算

15(g:Hb)÷500万(個:RBC)

27-32(pg)

  • MCHC:計算

30(pg:MCH)÷90(fL:MCV)

31-37(g/dL)

  • Ret.:RBCの寿命は120日→だいたい1%ずつ造血される

0.5-1.5(%)

  • WBC:白組が予選から苦戦

4,000-10,000

  • 桿状核好中球:感情的にIKKO(どんだけ〜)

2-15%

  • 分葉核好中球:half(50%)=ハーブ(葉)

40-60%

  • 好酸球:降参したIKKO(どんだけ〜)

1-5%

  • 好塩基球:鬼延期

0-2%

2-10%

  • リンパ球:リンパが二重に号令

20-50%

  • Plt:いざ決勝へ参合

13-35%

 

免疫血清学検査

  • CRP:炎上するおっさん(炎症マーカー)

0.3以下(mg/dL)

 

動脈血ガス

  • pH:7.4±0.5

7.35-7.45

  • PaCO2:パコパコ三つ子四つ子

35-45(Torr)

  • PaO2:パオパオやっと

80-100(Torr)

  • HCO3-:炭酸プシュプシュ

24±2(mEq/L)

 

生化学検査

  • TP:トランポリンは向こうでやれ

6.5-8.0(g/dL)

4.5-5.5(g/dL)

  • T-Bil:いちびり

0.2-1.1(mg/dL)

  • D-Bil:T-Bilの半分

0.5以下(mg/dL)

  • AST:天(ten)から巫女(35)がおあすった

10-35(U/L)

  • ALT:新たな碁(5)が締まる(40)

5-40(U/L)

  • BUN:ブンブンはにわ

9-20(mg/dL)

  • Cr:良い(男1.1)おっぱい(女0.8)をくれ

男:0.7-1.2、女:0.5-0.9(mg/dL)

  • UA:みんな(3-7)の尿酸

男:3.0-7.7、女:2.0-5.5(mg/dL)

  • 随時血糖:糖尿病の基準値の7割以下

140以下(mg/dL)

下限:50-70、上限:110(mg/dL)

220以下(mg/dL)

  • TG:秋刀魚の脂肪は一番最高

30-135(mg/dL)

  • HDL-chol:高い島(40)

40以上(mg/dL)

  • LDL-chol:低い一生(140)

65-139(mg/dL)

  • Na:医師に(142)なるとはロク(6)でもない

142±6(mEq/L)

  • K:予算(4.3)借りる女(0.7)

4.3±0.7(mEq/L)

  • Cl:ナトリウムー40

102±6(mEq/L)

  • Ca:歯ごとカルシウム

8.4-10.0(mg/dL)

  • P:ニコニコしこるピーコ

2.5-4.5(mg/dL)

  • Fe:鉄は金属界の百獣の王(110±50)

男:59-161、女:29-158(μg/dL)

 

 

 

かなり強引で、全て暗記するのは難しいですが、オーダー(桁数)だけでもイメージを持つのには役に立ちます!

 

 

early CT signとhyperdense MCA signについて

脳梗塞の急性期の診断といえば、MRI(DWI)が一般的ですが、

early CT signも有名ですよね。

 

MRIの方が分かりやすいですが、t-PAの適応条件に、CTで脳出血であることを除外するという事が必要なので、近年CTでの診断が重要視されてきています。

 

という事で、early CT signを構成する項目の確認です。

①hyperdense MCA sign
レンズ核の輪郭不明瞭化
灰白質-白質境界・島皮質の不明瞭化
④脳溝の消失・白質の低信号化

 

画像上、最も分かりやすい所見は「皮質・髄質の境界不明瞭」や「脳溝の消失」かと思いますが、①hyperdense MCA signも知っておいて損はありません。

 

MCAの石灰化と間違えやすく、見落としがちですが、①hyperdense MCA signという所見を知っていれば、脳梗塞を疑った時に診断を助けてくれますので、頭の片隅に入れておきましょう。

感染症法の語呂合わせ

感染症法のゴロを紹介します。

巷にはいろんなゴロが溢れていますが、2類・3類はオリジナルです。

これが一番覚えやすいでしょう。

 

 

1類(7つ):南米の1番エラいペットはクマ

南米:南米出血熱

1番:1類感染症

え:エボラ出血熱

らい:ラッサ熱

ペッ:ペスト

ト:痘瘡

ク:クリミア・コンゴ出血熱

マ:マールブルグ病

 

2類(5つ):プリケツ自負するバーズ

プリ:ポリオ

ケツ:結核

自負:ジフテリア

バーズ:SARS鳥インフルエンザ

ケツは2つだから2類

 

3類(5つ):赤いチ○コ

赤い:細菌性赤痢赤痢アメーバではない事に注意!)

チ:チフス(腸チフス・パラチフス)

◯:EHEC(O-157)

コ:コレラ

 

4類・5類はまとめて覚えられる量ではありません。

ざっくりとこう覚えましょう。

4類:動物由来の感染症・ダニや蚊が媒介

A・E型肝炎、ツツガムシ、日本脳炎マラリア、Q熱など

5類:その他、国民の健康に影響を与える恐れのある感染症

アメーバ赤痢(細菌性赤痢は3類)、破傷風、麻疹・風疹、梅毒、HIV、B・C・D型肝炎など

 

 

届出について

届出は「保健所長を経由して知事に」届け出ましょう。

1〜4類感染症:診断後直ちに届出。

5類感染症のうち全数把握疾患:診断後7日以内。ただし、侵襲性髄膜炎感染症、風しん及び麻しんは直ちに届出。

 

ちなみに、

全数把握疾患:1〜4類+5類の一部(麻疹・風疹など)
残りの5類感染症:定点把握

となっています。

 

これだけで感染症法は国試レベルならほぼ対応できるかと思います。 

 

 

 

 

グラム染色の原理とは?細菌の分類はゴロ合わせで一発!

そもそも細菌とは?

 

一般的に細菌は細胞壁を持つ微生物です。(人間には細胞壁はありません)

その中でも、その細胞壁の構造が

①厚いペプチドグリカン層

②薄いペプチドグリカン+外膜(リポ多糖+リン脂質)

という2パターンに分かれています。

 

①がグラム陽性、②がグラム陰性

という風に呼ぶんですが、グラム染色とはどういう染色なんでしょうか?

「基礎的な知識→臨床現場での用途」という順で説明していきます。

 

基礎的な知識

グラム染色の手順:染色(紫)→増幅→脱色→染色(赤)

(染色の液体は施設によって違いますが、代表的な試薬で説明します)

⑴染色(紫):クリスタルバイオレットで染色

ペプチドグリカン層が紫に染まる

 

⑵増幅:ヨウ素処理

クリスタルバイオレットとヨウ素が複合体を形成して、ペプチドグリカン層の中で大きくなる(ペプチドグリカン層にびっしり詰まるイメージ)

 

⑶脱色:アルコールで脱色

グラム陰性細菌はペプチドグリカン層が薄いから、アルコールでダメージを与えるとスルスルと紫色の複合体が抜けていく。

一方でグラム陽性細菌はペプチドグリカン層が厚いから、紫色の複合体は留まる。

 

⑷染色(赤):サフラニン液で染色

グラム陰性細菌の薄いペプチドグリカン層が赤色に染まる。

グラム陽性細菌は紫色の複合体がビッシリ詰まっているから赤色の色素は入ってこない。

 

という流れで、最終的には

グラム陽性:紫色

グラム陰性:赤色

となります。

 

一番難しいのは分類ですよね

ブドウ球菌大腸菌のような身近な細菌から、

コレラや百日咳菌のような馴染みのない細菌まで、

グラム染色の分類って難しいですよね。

これはもう暗記事項なのでゴロ合わせで乗り越えましょう!

 

グラム陽性球菌のゴロ:チョー連鎖するブドウ

ブドウ球菌黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌

・レンサ球菌:A群β溶血性レンサ球菌、B群βレンサ球菌、緑色レンサ球菌、肺炎球菌

・腸球菌

 

〈コメント〉

ブドウ球菌、レンサ球菌はメジャーですから覚えやすいですよね。

肺炎球菌は双球菌なのでレンサ球菌(2つがレンサしてる)に分類されます。

腸球菌もグラム陽性な事に注意しておきましょう。

 

グラム陽性桿菌:CCCテリア

C:クロストリジウム属

C:セレウス菌

C:炭疽菌(炭素だからC)

テリア:ジフテリア、リステリア

 

〈コメント〉

クロストリジウム属は4つ覚えましょう。

パーフェクトなディフェンスが破れて没

パーフェクト:ガス壊疽(C.perfringens)

ディフェンス:偽膜性大腸炎(C.difficile)

破れて:破傷風(C.tetani)

没:ボツリヌス(C.botulinum)

 

クロストリジウム属は毒素を産生する細菌ばかりなので、ゴロなしでも覚えやすいです。また、嫌気性菌である事にも要注意です。

Cが3つ出てきましたが、この3つは芽胞を形成します。このゴロでまとめて覚えちゃいましょう。(ただし、嫌気性菌はクロストリジウム属のみで、残りのCCテリアは好気性・通性菌です。)

 

グラム陰性球菌:陰キャラのモラルは淋しい(ズーン)

陰キャラ:陰性球菌

モラル:モラクセラ・カタラーリス

淋しい:淋菌

ズーン:髄膜炎

 

〈コメント〉

淋菌と髄膜炎菌はナイセリア属であることは覚えておいても良いかも。

この3つの細菌は、いずれも双球菌であることは重要です。

 

グラム陰性桿菌:その他!!

国試的には、この覚え方で十分です。

大腸菌が馴染み深いぶん、初学者のころはグラム陽性球菌とごっちゃにしやすいですが、グラム陰性桿菌として重要です。(尿路感染症の原因菌として最多)

 

 

臨床でのグラム染色の用途

細菌感染の多くは救急や外来といった「初診の現場」で出会います。

治療は抗菌薬なので単純ですが、何が問題かというと、「何の細菌が悪さをしているのか」です。というのは、抗菌薬はスペクトラムというのが決まっていて、殺せる細菌と殺せない細菌があります。それなのに細菌によっては似たような症状を示しますよね、食中毒とか。

 

ではどうやって細菌を同定するのか?

まず一つは、経験則です。

肺炎なら大概は肺炎球菌が原因菌ですし、尿路感染なら大概は大腸菌が原因です。

(肺炎についての記事を貼っておきます)

lizardtail.hatenablog.com

 

そして、何より大切なのはグラム染色です。

感染症の患者さんの多くは外来や救急ですから、その場で診断して入院させるのか抗菌薬を処方して返すのか決めなくてはいけません。

喀痰や尿をグラム染色して見てみれば、直接、何の細菌が悪さをしているのか、その場で分かりますね。

 

特に、喀痰のグラム染色検鏡では常在菌などウジャウジャいますが、白血球が「悪さをしている細菌」を貪食している様子が直接見えます。常在菌を白血球は貪食しませんが、原因菌の周りには白血球が集簇しています。それが炎症反応というものです。

 

だから、グラム染色で細菌を見分けることは重要なんです。

細菌博士になる必要はありませんが、感染症患者というのは医者になる上で避けては通れませんので、コモンな細菌はグラム染色像から同定できるようになりたいですね。

 

 

 

高カリウム血症の治療法 -グルコン酸カルシウムとは-

カリウム血症といえば不整脈をきたし死に至る電解質異常ですので、早急な治療が必要です。

 

(特に高カリウム血症が問題となりやすいのは腎不全によるカリウム排泄障害です。)

 

 

カリウム血症の治療

 

重度の高カリウム血症(6mEq/L以上)であれば血液透析の適応です。

ただし、血液透析を始める前にグルコン酸カルシウムの静注をします。その理由は次項参照。

 

  • グルコン酸カルシウム

グルコン酸カルシウムは一般に低カルシウム血症に対してカルシウム補助目的で投与されますが、細胞膜の安定性を増し不整脈を予防する効果があります

血清Kを下げる訳ではないので、他の治療を併用する。

 

ちなみにグルクロン酸カルシウムも同じ作用を持っていますが、一般にグルコン酸カルシウムが使われます。

 

 

インスリンの作用によりカリウムを細胞内に移動させます。(効果は数時間持続)

 

  • 重炭酸ナトリウム

細胞はカリウムイオン(K+)と水素イオン(H+)を交換するので、高カリウム血症では細胞から水素イオン(H+)が出てきてアシデミアを伴います。(ざっくりした説明です)

つまりアシデミアを改善させれば高カリウム血症は改善されるだろうという事で、重炭酸ナトリウムを投与します。

ただし、腎不全など排泄障害をきたしている場合、血管内浸透圧上昇により溢水を増悪させうるので慎重投与とします。

 

消化管内でカリウムイオン(K+)を吸着し、Ca2+やNa+と交換する事で、カリウムの吸収を抑えます。長期的な管理の際に用いられる治療法です。

 

 

ただし、根本的に高カリウム血症を改善できるのは血液透析であり、高カリウム血症は緊急性のある疾患ですので、血液透析の適応ラインは覚えておきましょう。

K+ ≧ 6mEq/L

 

 

Henleのループの役割、対向流増幅系・対向流交換系について

腎臓の生理を勉強する上で一番難しいのはHenleループの役割ですよね

 

 

尿は糸球体で濾過された後、近位尿細管、Henleループ、遠位尿細管、集合管の順に通過しますが、ここではHenleループの役割について説明していきます。

 

Henleループは、腎髄質を通っており、大きく下行脚・上行脚に分けられ、この順に尿が通過します。

下行脚では水の再吸収

上行脚ではNa, Clの再吸収

が行われますが、その機序の概略を掴んでいきましょう。

 

まず上行脚に注目します。

上行脚では能動的にNa, Clの再吸収(=尿細管から間質への輸送)が行われます。

これによって腎髄質(の間質)で対向流増幅系という「濃度勾配」が形成されます。(Henleループ先端ほど高濃度)

※上行脚には能動的に物質輸送をするNa-K-2Cl共輸送体(NKCC)があるからこそ、ループ利尿薬という薬効があるわけです。

 

この間質の濃度勾配があるから下行脚では浸透圧差によって、水の再吸収が行われます。

 

下行脚で水、上行脚でNa, Clの再吸収が行われるので、集合管に差し掛かる頃には尿量はかなり減り、また、濃度も低張になります。

 

この対向流増幅系があると何が嬉しいかというと、集合管も腎髄質を通るんですよね。

集合管といえばADH(バソプレシン)の水再吸収のイメージがありますが、実はこの濃度勾配(浸透圧差)による水の再吸収も行われています。

 

つまり、濃度勾配があることで効率的に尿の濃縮が行えるんです。

 

 

対向流増幅系のまとめ

Henle上行脚が濃度勾配を作り、それによって下行脚・集合管で水が再吸収される。

ループ先端では高張尿となるが、上行脚を通過した所では低張尿となってしまう。

ただし水自体は近位尿細管・下行脚にて約80%吸収されているので、量の少ない低張尿として集合管に進む。

集合管で大量の水が再吸収される(ADHと対向流増幅系の作用によって)。

効率よく尿の濃縮を行うシステム。

 

 

 

 

次に、対向流増幅系を説明する上で欠かせないのが、対向流交換系です。

これは、濃度勾配を維持するための毛細血管の仕組みのことです。

 

腎皮質・髄質ともに毛細血管が走行していますが、髄質の毛細血管は直血管といって、Henleループに伴走します。

下行していくにつれて間質の濃度は上がるので、血管から水が出ていきますが、上行するにつれて間質の濃度は下がるので今度はNa, Clが出ていきます。

これによって、腎髄質に血液供給を行うと同時に、髄質間質における濃度勾配を維持します。

 

また、腎皮質では、近位尿細管が再吸収した様々な物質を持って帰るために、通常の形状の毛細血管が走行しています。

 

対向流交換系のまとめ

皮質髄質浸透圧勾配を維持する、腎髄質内を通る毛細血管の仕組み(直血管)

直血管は間質内のNa蓄積を損なうことなく髄質への血液供給を行う。

腎皮質では、毛細血管が間質内のNa,Clを取り込む。

 

 

 

*尿細管のイオンチャネルなどの話はかなり専門的ですが、しっかり理解するならステップをオススメします*

 

STEP内科〈4〉腎・呼吸器 (STEP Series)

STEP内科〈4〉腎・呼吸器 (STEP Series)

 

 

脳神経の覚え方(名前、走行の語呂合わせ)

人間の神経というのは「中枢神経」と「末梢神経」があります。

 

ざっくりとした説明では

「脳と脊髄」が中枢神経

「中枢神経と各器官を結ぶ」のが末梢神経

という感じです。

 

脳神経というのは名前から考えて中枢神経系っぽいですが

脳と「目や耳などの各器官」を結ぶ「末梢神経」です。

 

脳神経の名前の覚え方

 

具体的に脳神経は12本あり、

1:嗅神経

2:視神経

3:動眼神経

4:滑車神経

5:三叉神経

6:外転神経

7:顔面神経

8:内耳神経

9:舌咽神経

10:迷走神経

11:副神経

12:舌下神経

です。覚えにくいですよね。

「嗅いで見て・・・」みたいなゴロが有名ですが、

僕は1対1対応で覚えるのがオススメです。

「8番」と言われてイチイチ「嗅いで見て・・・」と唱えるのは面倒だし反応が遅れてしまいますからね。

 

僕の覚えている語呂合わせを紹介します。

一休さん、ニシン、御堂筋、死活、ごみ、無害、七面鳥、初耳、吸引、十名様、いい服、いつしたか

(たぶん病気が見えるにも載っていたゴロです。)

特に意味のない単語の羅列ですが、意外と簡単に覚えられます。

 

 

ここでは解剖学的なことだけ説明します。

脳神経の走行について

番号と名前を対応させただけでは何も始まりません。

CTスライスや身体診察から、何番の脳神経が障害されているのかを読み取らなくてはいけません。

 

「どこから出てくるか」「どこを通るか」

この二点を押さえます。

 

①「どこから出てくるか」

1~12番まで、これは脳から出てきた神経の枝を上から順に番号を振っただけです。

1(嗅神経)、2(視神経)はどちらも腹側に向かって出ていきますが、3以下は基本的に背側に出てきます。

脳神経の多くは「脳幹にある神経核」から出てくる神経なので、脳幹である「中脳、橋、延髄」から出てきます。

 

2本、4本、4本の順で出てきます。

(厨二の教師は遠視)

つまり、中脳から3・4番、橋から5~8番、延髄から9~12番が出てきます。

 

だから、脳梗塞脳出血などで脳幹に障害が出たときには、この番号に対応した脳神経が障害を受けると考えて、おおよそ正しいです。

 

 

②どこを通るか

脳神経は脳から各器官に到達するまでに「頭蓋骨」を越えなくてはなりません。

このとき頭蓋骨に穴がいくつかあり、脳神経はそこを通ります。

 

覚え方は、残念ながら1対1対応ではありませんが

「女性ランナーの首の下」見て

「さしごろ兄さんがナンパして口説いた12時」

上眼窩裂(じょ):3・4・5(1)・6(さしごろ)

正円孔(せい):5(2)(兄)

卵円孔(らん):5(3)(さん)

内耳孔(なー):7・8(ナンパ)

頸静脈孔(くび):9・10・11(くどいた)

舌下神経管(した):12(12時)

 

といった感じです。

叉神経はV1からV3までありますがそれぞれ通る孔は違います。

 

また、1は篩板孔、2は視神経管を通りますし、

脳幹である延髄や11の一部は大後頭孔を通りますが、

それ程ややこしくないので、上の語呂合わせで難しい暗記ポイントを乗り越えられると思います。